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コラム
住宅ローン返済でお困りの方へ⑤
2022/05/28
離婚による任意売却の場合のメリットとデメリット
夫婦名義で住宅ローンを借りている場合など、
離婚をきっかけに残債の支払いが困難になるケースは少なくありません。
また、婚前に連帯保証人となっている場合も、将来の不安を取り除きたいと考えることでしょう。
任意売却はそうした離婚による不動産問題も解決可能です。
離婚による連帯保証はメリットもある一方でデメリットや注意すべき点もいくつかあります。
たとえば、登記上の名義と売却する人物が一致しなければ売却できない
などは意外と抜けがちなのでご注意ください。
メリット
◆任意売却の方が競売よりも高く売れやすい。
◆残債も多く減らすことができ、完済の目処が立ちやすい。
完済後は連帯保証人を解消することができる。
◆不動産の売却タイミングは融通がきくため、
離婚や引越しのタイミングに合わせて引き渡しを調整することが可能である。
デメリット
◆住宅ローンを滞納した記録が残るため信用情報に傷がつき、
5年~10年は新規にローンを組む、クレジットカードを作るなどができない
◆金融機関と直接交渉しなければならないため、手間がかかる
◆連帯保証人からの同意が必要で、秘密裏に売却することはできない
任意売却を依頼する不動産会社を選ぶ際には、
「顧客のことを想って行動できる担当者」のいるところをぜひお選びください。
任意売却では必要経費として売却代金から引越し代を差し引き、
20万円程度を債務者に渡すことが認められるケースがほとんどです。
しかし中にはそうした慣習をいいように解釈して、
「100万円までお渡しできます」と誇大広告する悪質業者もいます。
当然そのようなことはできず、
金融機関の心証を悪くして任意売却が不成立となることがほとんどです。
任意売却はご自身の意志でなるべく高く売却できる方法で、
競売の前に行える救済措置的な方法です。
任意売却は、正しい知識と経験により的確なアドバイスを行える、
不動産会社にお任せください。
次回からは「借地権付き物件や再建築不可物件」の売却についてお伝えしていきます。